製作過程 - 軽作業用椅子(ダイニングチェア)

今回は製作過程。 構造がシンプルなのでこの椅子の継手すべて載せることが出来ました。

背中のS字辺りを面で支えたいので最近はこの構造、継手を使います。前面から木ねじで留めるのは野暮なので選択としてはこの「送り寄せ蟻」が継手も見えなくていいかと思っています。(画像1)脚は有機的なデザインを表現し易いので丸ホゾの打ち込み脚を用います。丸ホゾを貫通させて割り楔を打ち込むという選択肢もありますが、今回は上品に仕上げたいので貫通させず継手を見せない「地獄ホゾ」。楔を入れたまま打ち込んで底まで着いたら楔が広がって締め付けが効くといった継手です。(画像2,3) 

着色は鉄染め、この上から拭き漆、5分艶くらいで仕上げます。

前回作った椅子「キジョラン」をシンプルに改良した椅子です。背の形がロウソクの灯に見えてきたので軽作業用椅子「トモシビ」と名付けようと思います。