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座るを考える3

 催事等で接客するときに興味を持ってみて頂いてるお客様にはそれが椅子ならば「よろしければお掛けになってなってみてくださいね」等の言葉をかけることがあります。つい先日、椅子を眺めていた年配の方にそのようにお声をおかけしたらニコッと微笑んではくれたものの椅子に座ることはありませんでした。それはラウンジチェアで座面の後ろへの傾斜がややおおきくあり、高さも通常のダイニングチェアに比べると低く制作してありました。一般的なラウンジチェアの設計です。その年配の方は座面の低いところに座る動作、また座ったあとの立ち上がる時の動作に大きな労力がいると感じているのではないかという気がしました。お盆に実家に帰省した時に母親が座卓に座ったり立ったりするときにも同じことをより感じたものでした。多くのラウンジチェアは座面が低く後ろへの傾斜が大きくあるのですが、一度見直す必要があるのではないでしょうか。また接客するときにも年配の方でなくても生涯使用して頂きたいと思っているならば、将来のことを見据えた椅子の適正な高さや傾斜のお話をする機会があればいいかと思いました。