4年間作り続けてきた定番のスツール(画像上段、中)をリデザインしました。それなりに評判が良かったスツールだったのですが、価格設定の変更、ネット販売の増加等の理由で今回のリデザインを行いました。
旧スツールは脚と座面の接合は座面に丸ホゾを貫通して割くさびの打ち込みでしたが、制作時より部材の乾燥が進むと脚の打ち込んだ箇所が座面の板材より脚の部材、小口面が突き出してくる、結果座っていてズボンやスカートに引っ掛かる可能性がある、との理由で新作スツールは座面の裏側から途中でホゾを留めることにしました。ただしホゾの長さが短くなった分、座面と脚の接合強度も落ちるので脚の中間より少し下方に貫(脚同士を棒で繋いでねじれ等の負荷を分散させる役目)を入れました。ハイスツールでは足載せの目的もあります。
見た目では旧スツールは少し尖った雰囲気があったのですが、新作では前作のイメージを引き継ぎながらも、柔らかい雰囲気に仕上げたいと思い座面のラインと脚のラインを緩い曲線にしました。
前作同様、お尻のフィットも骨盤を立てて座り易いように成形しており、スツールながらも作業時の椅子としてお役に立てるかと思います。
追伸、2020年も大変お世話になりました。良いお年をお過ごしください。
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管理者 (火曜日, 05 1月 2021 23:58)
先日はご来場ありがとうございました。また気にかけて頂いてありがとうございました。お時間がございましたら是非座り心地も試してみてください。